しばし柴たいむ

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娘のサクソフォン

娘が使用しなくなったアルトサクソフォンを売ろうとクレイグスリストに載せていたら、それはそれは、たくさんのメールが来た。

変わったのは、◯◯高校のバンド部に寄付をしませんか、とかあったけどほとんどが値下げの要求で中々素直に「欲しい!」という人はいなかった。

値段は楽器店が売る、汚くて無名メーカーの中古と同じ位の値段を設定したが、娘のサクソフォンはヤマハで使用期間は1年程のキズも少なくピカピカのもの、しかもセルマー(フランスの有名メーカー)の新品マウスピース(155ドル相当)付き。

これを300ドル以上値切ってくる。

きっと、転売目的だろうと思って、値下げ交渉不可と載せても、このモデルはヤマハのサイトに載ってないから相当古いものだろう、サイトに出てた評価が良くないじゃないか、◯◯ドルで売らないか、と何通もしつこいメール。

あのね、ヤマハのサイトに載ってるし、4.5~5つ星の評価が付いてるんだけど…、と言いたいところを我慢して、気分悪いのを我慢して、無視無視…。

待てば海路の日和あり。

いつかきっと良い人に買ってもらえる、と、それまでノンビリ掲載し続けていた。

そして、今日の朝、メールを開けたら「まだありますか?とても興味があるのですが」との問い合わせが来ていたから返事を書いた。

そしたら午後にでも見に来たい、との事で電話番号を添えていたので電話を交わし、うちの住所を知らせる気は無かったので、では、近所のモールか駐車場で会いましょうかと言ったら、車で1時間かかる距離を息子を連れて今すぐに来るという。

もう話す声がノリノリ状態の電話の向こうの女性が微笑ましくて、子供が一緒だったら家に来て下さい、と住所を知らせた。

1時間後。

ピンポーン♪

ドアの前に立っていたのは痩身のお母さんと小さな男の子。

高校生位の子を想像していたので意表を突かれたわよ。5年生だって。

MyマウスピースとMyストラップをしっかり持参して来たわ。

うちの娘のサクソフォンを吹く男の子のお母さんは、「どう?どんな感じ?いい?」と興奮気味。

男の子は「うん、扱いやすい、ここが使ってるやつとちょっと違うけどすぐに慣れると思う」とシッカリした返事をして、同じく興奮気味。なんたって出る音の良さにビックリしてたわ。

お母さんは子供のために長く使える良いものを探していたんだよねー。こういう人に満足して買ってもらえたのが本当に良かった。

親子が帰った後に早速、上海にいる娘にメッセージを送った。

「サクソフォン売れたよ。新しいオーナーは5年生の可愛い男の子よ。」

すると、すぐに娘が返事を

「その子すごく気に入ってた?」

「うん、もう興奮してた。」

娘の思い出のサクソフォンは無くなってしまったけど、きっと長く大切にしてくれるだろう人の手に渡ってとても満足な日となりました。
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by mshibas | 2015-03-16 13:52 | アメリカ生活 | Trackback | Comments(1)
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Commented by もりけい at 2015-03-24 11:18 x
あー、わかるわあ。私も前に息子のバイオリンを売ろうとしたら、見もしないでまけろっていうのがすごくたくさん来ました。