しばし柴たいむ

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三段毛と毛色遺伝子

6歳の頃の美佗です。
c0006164_14284436.jpg

毛色は「赤」です。

でも、毛を分けてよーく見てみると・・・

c0006164_14365883.jpgこんな毛色をしています。

日保で俗に言われる三段毛というものです。

専門用語ですと黄黒縞状毛と言います。

よくよく見ると先端が少し黒のもあります。

これは黒黄縞状毛です。

この毛の先端が黒い黒黄縞状毛が全体的に生えていると胡麻と言われる毛色になります。

記号で表すと、黄黒縞状毛は黄〜濃赤系の色を司るフェオメラニン(Pheomelanin)と灰色〜黒を司るユーメラニン(Eumelanin)からPE。黒黄縞状毛はEPとなります。

尚、黄〜濃赤と白で構成される毛はPとなります。

何でこのような毛なのか、というと・・・先祖から受け継いで来たDNAな訳なのですが、毛色遺伝子が大いに関係していると思います。(注:この辺は私は学者や研究者ではないので私が個人的に感じる事や、経験した事に基づいて個人的な素人意見を書きます)

柴犬の「赤」と言われる毛色遺伝子はA座(アグーチ)のAyです。そして「黒」と言われるのはatです。A座にはAy、aw、at、aがあり、左から優勢順になってます。

A座は2011年4月に新しい研究結果が発表され、この情報はきり父さまからいただきました。(ありがとうございました。)
http://jhered.oxfordjournals.org/content/102/Suppl_1/S11.full

毛色遺伝子は対立で構成されるので、赤はAyAyかAyatです。

たぶんAyawもあるのでしょうが、これはawが胡麻毛を出す遺伝子だと判明しない内ははっきり断定できません。

そして、aというのは黒一色の毛なので柴犬が持たない遺伝子です。

黒はatatで、美佗が黒のスンスンを生んでいると言う事は、美佗の赤毛遺伝子はAyatである。

三段毛(黄黒縞状毛)はフェオメラニンとユーメラニンを持ち合わせているAyatがはっきりと毛の1本に現れているのだと思います。
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by mshibas | 2012-07-19 15:53 | | Trackback | Comments(8)
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Commented by みお at 2012-07-23 01:40 x
私も根白(伸びてきた白髪)、黒(染まってる部分)、赤(毛染めがはげちょろけてきた部分)って三段になってるわ!でも誰もほめてくれないわ!
Commented by mshibas at 2012-07-23 05:49
お互いに柴犬だったら「立派な三段毛ですね!」って羨ましがられただろうに・・・。

そろそろ根白のお手入れが必要だわ。
Commented by きり父 at 2012-07-25 17:01 x
 お久しぶりです。

 2月にメールした毛色遺伝の件はどうなりましたか?
Commented by mshibas at 2012-07-26 07:22
きり父様、ご連絡滞りまして申し訳ないです。
その節は貴重な情報を送っていただきありがとうございました。
きり父様の写真をお借りして、新しいページ「毛色遺伝子」を制作中なのですが、aw遺伝子でつまづいてしまって未だにリサーチ中です。
A座、E座意外の遺伝子も書き加えるつもりなのでアップまではもうしばらく時間がかかりそうです。
しかも最近になってFTPに繋がらずサイトにアップロード出来ないのが判明・・・。
Commented by きり父 at 2012-07-26 12:03 x
 なるほど、新しいページを制作中でしたか。

 半世紀以上前(1957年)に出版されたC.C.Littleの著作は、まだ遺伝子解析技術が発達する前に書かれたので、あくまで遺伝様式を「推定」したにすぎませんでした。現代では実際に遺伝子配列が「確認」されているので、Litteleの説はかなり修正されてます。
 また、Litteleの著作を元ネタにして長倉義夫氏が解説した古い日本犬会誌の記事(昭和48年、1973年ごろ)は、現代の最新知見と比較すると間違いが非常に多いです。これも、年代が古いので仕方がないですね。

 ということで、A座、E座以外の遺伝子を書き加えるなら、最新の学術論文ベースで「確認された」遺伝子についてのみ書かれると良いと思います。「The Total Shiba」の毛色解説もそうですけど、半世紀以上も前に書かれた本の「推定」を元にしているので、間違いが多くて困ります。
 制作中の新しいページが、同じ轍を踏まないように願っております。
Commented by mshibas at 2012-07-27 17:53
「柴犬学会」は支離滅裂の会話で終わっているので、そのまとめにしようと思っているのですが、おっしゃる通りに遺伝子の研究は進んでいますので(今日もジャマイカ人の走る早さが遺伝子解明されましたし・笑)、昔の研究のものは当てにならないのもありますね。「学会」自体ももう10年も前の会話ですので、リンク先のURLなどもみんな消えてますし・・・。

私も素人ですので論文を書くつもりはまったくありませんし、学者さんの論文を翻訳するつもりもありませんので、遺伝子座の種類(と言ってもこれも曖昧なんですよね)と毛色への影響を簡単に書いておこうと思ってますが、胡麻柴はawなのか、四国犬の胡麻はawだろう、という疑問をまず解きたいのですが、VetGenではAy、a、atの判定しかないみたいで、と言ってもうちには胡麻毛はいないからテストできないし・・・。

え〜っと・・・もしかしたら新しいページはアップできないかもしれません。(困
Commented by きり父 at 2012-07-27 21:29 x
>胡麻柴はawなのか、四国犬の胡麻はawだろう、という疑問をまず解きたいのですが、VetGenではAy、a、atの判定しかないみたいで、

 ああ、そういうことですか。
 Awの識別は、既にUC DAVISで検査可能になってます。
http://www.vgl.ucdavis.edu/services/dog/agouti.php

>え〜っと・・・もしかしたら新しいページはアップできないかもしれません。(困

 そもそも柴犬学会で話題になっていたのは「白柴」であって、胡麻がawという話題は出ていなかったのでは? また、私が2月にメールしたのは、白柴の正体はe/eであるという事でしたけど?

Commented by mshibas at 2012-07-28 07:42
「柴犬学会」は白柴がきっかけでしたが、黒の両親から赤は生まれるか?など、毛色遺伝子のことをランダムに会話しています。awは「学会」の中でも「注目したい」と書いてます。民間で遺伝子検査ができる今だから日本犬の胡麻毛遺伝子が判明できるのを望んでいます。

どなたかUS Davisに胡麻毛犬(日本産)のDNAサンプルを送って下さる方はいませんですかね?

白柴についてはのん父様が2回目の投稿でeeと指摘されてますし、私がcchにこだわるのは、やはりフェオメラニンに関与するものなので、たとえば黒柴のタン無し白黒犬を作るとか、逆マスクを作るとか・・・いろいろ想像が膨らんでいます。

C座も民間で検査してくれればいいんですけどね。

とりあえず、きり父様の白柴の報告はブログで公表しておいた方が早いですね。